セガのモバイルサイト『ぷよぷよ!セガ』では大変面白いアドベンチャーゲームが配信されている。
隙鬼魔シリーズ3作品に、『時死恋』と『夢魅つつ』の計5作品。
そのうち、隙鬼間の傀儡以外の4作品はもともとガラケー用のアプリとして配信されていたもので、すでにプレイ済み。
しかし一番新しい(といってももう4,5年前の作品だが)隙鬼間の傀儡だけはスマホ専用で、スマホを買ったらやりたいなーと思っていたのだ。
GooglePlayでは配信されていないということもあって知ってる人は少なそうだが、いずれも名作。
1作品ずつ買い切りなら目当ての隙鬼間の傀儡だけプレイするところだが、ぷよぷよ!セガのゲームはスマホでは珍しい月額サービスなので、復習もかねて全部再度プレイしてみようと思う。
いずれもホラー系なので、夏にプレイするにはちょうどいいだろう。
……と思ったが、隙鬼間の蟲と傀儡の2作品は毎週月曜に次の章が配信されるという仕組みで、プレイするのに5~6週間かかってしまい、8月頭に登録したら夏が終わってしまうようだ。
まあ仕方ない。
まずは順にプレイしてみようということで『時死恋』からプレイする。
主人公は幽霊を見ることができ、その過去を知ることができる力を持った女子高生、泉宮美咲。散歩部に所属し、大親友であるいっちゃんと長電話するのが日課という人物だ。
美咲はかつて『タイヨウ館』という児童養護施設の火災に巻き込まれたことがある。
彼女自身は友達だった男の子に助けられたものの、その男の子は逃げることができず、亡くなってしまった。
その男の子の幽霊がどこかにいることを信じて、美咲が夜な夜な街を徘徊するという物語。
散歩部の先輩である吾妻冬花、部活中に知り合う天方時緒の2人の男子や、4人+αの幽霊たちと関わりながら、美咲はタイヨウ館の事件や自分の過去の謎を解き明かしていく。
ちなみにキャラ紹介と、ネタバレ満載のコラムが時死恋特設ページとして用意されている。こうい特設ページって、セガ以外のゲームでも見たことあるけど、流行ってたのかなあ。
コラムは攻略のヒントでもあるので、ネタバレを恐れないなら進めるのは楽。公式だからいちおう重要なところはぼかして書いてるあるし。
こんな感じで、なかなか気持ち悪い画像もたくさん出てくる素敵なゲーム。
Case1~4の4章構成で、それぞれ1人ずつ幽霊と遭遇し、その過去を確かめていく。
エンディングは3つあり、吾妻か天方との1枚絵が出るエンディングと、それから男の子と再会するエンディング。
3つ全部見ないと、事件の全体像がわからないという構成はちょっと微妙だが、第4章のどんでん返しはよくできている。
少なくとも3回はプレイしなきゃいけないのにテキストスキップとかないのはやりにくいかもしれないが、ネタは間違いなく面白い。
2日かけてエンディングを全部見て時死恋は終了。
さて、次は隙鬼間をやろうか。