映画の『探偵はBARにいる』を見てきた。
見事なまでの80年代時空。
舞台設定は現代のはずなのに、雰囲気はとにかくレトロ。
札幌のススキノにあるBARを根城にする探偵が、謎の女からかかってきた電話をきっかけに事件に巻き込まれていく話。
地上げとかヤクザとか右翼団体とか、最近の邦画じゃあんまり聞かない気がする単語が盛りだくさん。
大泉洋演じる探偵が、相棒の高田と共に大立ち回りをやったりする。
一昔前のハードボイルド探偵ものってこんな感じだったんじゃないだろうか。見たことないので、イメージだけど。
というか、私立探偵が主役の作品を最近見ないような……コナンはいまだに連載してるけど。
原作の小説シリーズが出版され始めたのが1990年代みたいなので、古臭いのもまあ仕方ないのかな。
主演の大泉洋は、コメディは当然として、シリアスなシーンも上手だった。
大泉だけだとちょっとうるさくなったかもしれないけど、淡白な相棒がいたので引き締まった感じ。
原作はシリーズらしいけど、映画もシリーズ化されるのかな。
劇場映画より、Vシネマとかのが似合いそうだけど。