PS版の街をプレイ中。
バッドエンドをある程度埋めて裏シナリオ2本をプレイする。
最初はバッドエンドを全部回収するつもりだったけど、途中で面倒になったので裏シナリオを出すのに必要な数だけ埋めることにした。
必要数のバッドエンドを埋めると、ピンクと金色のしおりが出現した。
2本を交互に進めていく。
まず片方は青ムシこと青井が主役の話。なぜかここだけ実写じゃなくてギャグマンガっぽいCGになっている。
最初は陽平のクラスメートとして登場し、さらに正志が行う脅迫の最初のターゲットになった男。
本編ではその後モデルガンでカップルを撃って隆士にぶちのめされることになるのだが、その間になにがあったのかが語られる。
青ムシがエロ漫画を描いていたことは本編でも語られているが、横暴な編集者に気に入られるために何度も描き直したりカップル狩りに付き合わされたりしている。
しかし、カップル狩りで隆士を攻撃してしまったせいで警察沙汰になり、青ムシと仲間たちはすべてを失ってしまう。
そして青ムシは、たまたま手に入れた銃で隆士を撃ち殺してしまう。
モデルガンだと思っていたようだが、本物であることを願っていた様子もあるなあ。
殺人犯になってしまったことにショックを受けつつ花火を見上げて終了か。
なるほど、隆士編のラストで誰に撃たれたか不明だったのはこのためだったのか……。
少し切ないのが最後の高峰厚士編。
隆士の父親だ。
アニパロを絡めつつだらだら続いた青ムシ編と違い、こちらは非常に短い。
幼いころ花火が好きだった隆士の思い出を心に抱きつつも、顔を合わせるときつい言葉しか出てこない、よくいそうなダメ父親であることが短い場面でわかる。
そして、5日目に打ち上げられた花火の真実が語られる。
花火が好きだった隆士への、誕生日プレゼントのつもりだったようだ。しかし、ちょうど同じタイミングで隆士が死のうとしているのだよな。
もっとも、隆士編で花火の思い出については特に語られてないし、思い出にひたる父親の自己満足という感もあるが、それも含めて切ない。
会社の部下を使って、会社の金で私的に花火を打ち上げさせたのはどうかと思ったが、まあそこに突っ込むのも野暮だろう。今ほどコンプライアンス意識がなかった時代のゲームだし。
他の9人の主人公だって、だいたい何かろくでもないことしてるしな。
さて、PS版はこの話で完結か。PSP版だとさらに2本追加シナリオがあったらしいが。
面白かったけど、話が飛び飛びになるしそれぞれまったく別のストーリーなので散漫な印象になってしまうなあ。その辺が弟切草やかまいたちほどには話題にならない理由かな。
次はなにをやろうかな。最近ダブルワークを始めたので据え置き機で遊ぶのは割ときつくなっているのだが、やりたい(積んでる)ゲームはまだまだある。うーん。