エナジオリジンを倒してからクリアすると真エンディングになるらしい。
強すぎて諦めた裏ボスだが、そう聞いてしまうと倒さないわけにはいかない。
だが、エナジオリジンはそうそう倒せる敵ではない。
とりあえず全員が最強魔法を覚えてから挑戦することにしよう。
ケムコのゲームはおおむねクリアするとチートコマンドが表示される。
馬鹿正直にやってたらいつまでかかるかわからないので、このコマンドで経験値とBPを3倍にする。
それでも2時間くらいかかって、ようやく全員が最強魔法を覚えたのでエナジオリジンに挑戦。
で、最強魔法を全員が覚えたところで楽な相手ではない。
レベルは90弱くらいだが、きっと99まで上げても苦戦するだろう。
とりあえずエナジオリジンは通常攻撃でも笑えないダメージをたたき出してくる。
エナやミューなら後衛でも即死するほどだ。
なので、まずは光の攻撃エナジで攻撃力を下げないと話にならない。
また、取り巻きとともに全体攻撃や全体へステータス低下といったエナジ技を使ってくるので、全体にエナジ技反射の効果を得るミルフィの必殺技、神曲のバラードを常に使い続けなければならない。
必殺技を使うために必要なブレイクゲージを満タンにするブレイクドロップで、常に神曲を発動可能にしておくのが前提だ。
回復エナジも当然反射するので、回復はHPを3000、EPを500回復する最高の回復アイテムを湯水のように使う。まあこれはもともと99個用意してある。
……FFのエリクサーみたいな完全回復アイテムがあればもうちょい楽なんだけどなあ。
ちなみにエナジオリジンは神曲を含めた支援エナジをすべて解除したうえ、ランダムに誰か1人のHP、別の1人のEPを1にするダークインフェルノという技も使ってくる。
下手なタイミングでこれを使われると、一気に態勢が崩れて全滅ルートに進む羽目になる。
ただ、これについてはもう、ミルフィの行動順が回ってくるまで立て直せる程度の被害であることを祈るしかない。
エナの必殺技、エナジワルツでいちおう敵の素早さを下げて手数を減らそうと試みるが、これは効果があるのかなあ。
気休めにはなるか。
攻撃は、最強攻撃魔法オメガディアを、主にレオンとエナが使い続ける。
行動には待ち時間が発生するし、どうも次に行動が回ってくる順番にも影響するようなので、神曲のために行動を遅らせたくないミルフィには使わせない。
ミルフィは基本的にアイテム要員だ。オメガディアは消費が重いので、ジェニムもアイテム要員に回ってもらう。こちらも基本的に攻撃はさせない。
オメガディアは全体に9999のカンストダメージを与える強力なエナジ技だが、これでも取り巻きさえなかなか死なないという現実。
数えてなかったが、取り巻きだけでも6、7万くらいはHPがあるのかなあ。
途中で復活させてきたときは、少し減ってる感覚があったが。
結果はまず1回全滅。
その後、最初の攻撃でエナが殺されるのを2回繰り返した後、4回目の挑戦でどうにか撃破。
エナジオリジンのHPがいくらだったかは考えたくもない。
ただ、取り巻きを倒してもしばらくすると復活させて来るのだが、これが確か4回くらい発生した。
最後のほうは、なんか取り巻きたちを吸収して大回復してきた。
これが最後だろうと思って、まあ案の定瀕死になったフラグだったっぽいが、そこからエナジオリジンの攻撃がきつかった。
自分もダメージを食らいつつ、ひたすら通常攻撃を2回叩き込んでくる。
しかも、ちょっとダメージが増えてる感じ。
エナジ技を神曲で無効化できるということを考えると、むしろ強力な通常攻撃を連発してくるほうがつらい。
行動パターンの変化に対応できず、レオンとエナが倒れる。
倒れてしまうと、起こしてもすぐまた倒されるだけでどうしようもなくなった。
敵も瀕死だと信じて、残ったミルフィとジェニムでオメガディアを叩き込むとどうにか死んでくれた。
あと1回でも敵にターンが回ったら全滅だった……。
宝玉を手に入れて、再びバーロック戦へ。
まあ強いけど、エナジオリジンに比べれば全滅する気はしない。
元のエンディングではアッシュの他レオン、エナ、ミューが消滅していた。
今度は宝玉の力でミューにシオンなる女性が宿る。
おそらくは前作のヒロインで、きっとアッシュの恋人だったんだろう。本編中にそんな話もあった気がする。
アッシュとシオンの2人が力を合わせてエナジの歪みを打ち消し、レオンとエナは生き延びることができた。
ミューはシオンとともに消滅したが、核となる石だけは残っており、これまでの戦いで破損した2つの体から使える部分を寄せ集めて復活させたようだ。
ちなみに、本来ならアッシュが死ねば消えるはずだったレオンもその後特に影響はなし。おそらくアッシュとシオンが消える間際に何とかしてくれたのだろうという話らしい。
200年前から生き続けているエナの体は結局寿命が近いようだが、まあハッピーエンドかな。
とりあえずこれで改めてアルファディア2は終了だ。