数日分。
20階は最後でもなんでもなかった。
19階は、スイッチの上に立つか岩を奥と炎が消えて進める通路。スイッチは通路の手前の部屋の四隅に設置されている。
最初岩を置くのかと思ったが、通路に進むために絶対通らなきゃいけないスイッチをまず作動させないといけない。
岩を置くと奥へ進めない。
なので、片方が必ず部屋に残ってスイッチの上に乗るしかない。
鍵のかかった部屋に石碑や石版があったりして複雑だが、まあスイッチさえどうにかなればあとは難しくなかった。
20階はいつも通り5階ごとにある、敵が出ず階段が封印されてないボーナス階。
ただ、今までのボーナス階と違って、2人で協力しないと宝箱が回収できなかった。
3歩歩くごとに歩けるマスが変わる部屋があるが、1人だと絶対奥に行けない作りになっていたからだ。
21階は、たくさん墓が並んでいる。
死者の願いを叶えろというメッセージがあり、5つの墓の前でなにかを欲しがっている声がはっきりと聞こえてくる。
宝箱に入っていたアイテムを墓に入れてやると、別の墓に入れるアイテムが手に入る。
それを墓に入れると、石版が手に入る。
そのやり取りを2回ずつ繰り返して石版を2つ入手し、上の階へ。
なんか血をくれとかいってる墓もあったが、関係なかったようだ。
22階は、広いだけで構造も単純だし、苦労もなくクリア。
23階はスイッチで炎の位置を切り替えながら進む仕掛けのフロア。
トウマかステラのどちらかがスイッチのところにいて、もう1人が探索をすればいいのだが、奥のほうになると一方通行の矢印床なんかもあってそう単純ではない。
石版を同時に石碑に入れなきゃいけないから、トウマが向かうほうのルート上にある罠をステラが全部外しておかないといけないしな。
ともあれ、それでもどうにか一日でクリア。
階段の手前に、銀の仮面があった。
闇人にとっては毒になるという仮面だ。
しかし、ステラはそれに平然と触れることができた。
屋敷に戻ると、これまでもちょいちょい出てきたステラの姉、カペラが出てきた。
ステラの婚約者、アルタイルに心酔してるっぽい女だ。
アルタイルはすべてお見通しだといって、カペラは仮面を奪っていく。
銀の影響で悲鳴を上げつつも、カペラは塔に逃げ込んでいった。