今日は久しぶりに、帰りのバスで降りる停留所を乗り過ごした。
ラノベに夢中になっていて、アナウンスを聞き落としたようだ。
読んでいた本はこれ。
15×24 link two 大人はわかっちゃくれない (15×24 シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 新城カズマ,箸井地図
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/09/25
- メディア: 文庫
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作者買いして、何ヶ月か積んでいた作品だ。
やたら立て続けに出ると思っいたら、四ヵ月連続刊行というのが売りだったらしい。
内容は、15人の少年少女が入り乱れる群像劇。
15人の語り手のうち一人、徳永純は自殺サイトで知り合った〈17〉という謎の人物とネット心中を計画する。
しかし、決行当日である大晦日の朝、待ち合わせの場所に向かう途中でトラブルが起こり、徳永が自殺しようとしていることが多くの人間に知れ渡ってしまう。
さらに〈17〉のほうも予定外の事態があり、決行を半日遅らせることになってしまう。
徳永の自殺を止めるために〈捜索隊〉が結成され(メンバーは他の語り手たち)、それぞれの考えが入り乱れながら進行する……サスペンス、かな?
捜索隊は、それぞれの思想や事情から徳永を止めようとするが、中には逆に徳永を自殺させたがっている人物なんかも混ざっている。
今日読んでいた二巻では暴力団が絡んできたりして、さらに混乱が加速していっている。
語り手が多く、それが入れ替わり立ち代りしていくため、ちょっと煩雑な感じもある。
しかし、流れるように……というより、転がり落ちるように進んでいく展開に引き込まれる。
……引き込まれて、バスを乗り過ごして7、8分余計に歩くハメになったのだけど。
我に返ったのは、降りる予定だったのの次の停留所で、バスのドアが閉まったところだったからなあ……。
あと30秒早ければ、停留所一つ分ですんだのに。