というわけで、男塾の映画を見てきた。
公開日の次の日曜日だと言うのに、観客は10人ほどしかいなかった。……やっぱり、あんまり売れないんだろうなあ。
肝心の内容は、思ってたよりはマシだったかなー。かなり絶望的なのを想像して見にいったんだけど、そんなにひどくなかったね。
少なくともチケット代が無駄金だと思わない程度には楽しめた。
とりあえず突っ込みたいポイントとしては、赤石が細い。
もっと体格が良くないと、あのノースリーブにごつい肩アーマーは似合わない。
塾長も細かったんだけど、顔が塾長っぽかったし存在感がすごい強くてあまり気にならなかった。
なお、それらとは逆に、富樫はとってもはまり役だった。
総じて原作のキャラにしっかり似せるようにしているのは好感度が高い。松尾のサザエさんカットが再現されていたことには感動した。伊達だけは似ても似つかないが、強そうな雰囲気はあったのでまあ良し。
特撮が全体的に安っぽくはあるのだけど、血のりを吐きまくる登場人物たちからは確かな迫力が感じられた気がする。映画館の大画面のおかげもあるかもしれない。
トンデモな技の数々や驚羅大四凶殺(映画ではJvs雷電がはしょられて大三だけど)のありえない舞台をありえるレベル……もとい、一見したらありえるかもと騙されることが可能なレベル……にまで落としていたのがよかったんだろう。
無理に特撮を駆使して再現しようとしたら、たぶん安っぽさがブーストされるだけの結果に終わったと思う。
それよりも、台詞や動きで男の生き様をしっかり演じることのほうが大事だろうし、実際に演じられていたと感じた。お気に入りは、富樫が女子高生にからかわれるエピソードかなー。
ところで、エンディングテーマであるTHE BACK HORNの『刃』がすごい暑苦しい歌詞でCDが欲しくなったんだけど、先日発売されたアルバムにしか入ってないっぽい。
アルバムだとやっぱり高いし、レンタル待ちかなあ……。