二段ジャンプを得たアドルは、廃坑をさらに降りて行く。
廃坑の敵は風霊の腕輪で削った後連続で斬るだけで倒せて、あんまり強くない……と思っていたが、気がついたらHPが残り少ない。
なにげにダメージが蓄積していたらしい。
エレナからもらった翼の守り(セーブポイントまで移動できるアイテム)で一度逃げ戻った。
落ち着いて二度目の挑戦。今度は、ダメージにも気をつけて進んでいく。
斧だか棍棒だかを持った大き目のモンスターに囲まれて大ダメージを受け、結局もう一度逃げる羽目になったが。
廃坑最下層にあるセーブポイントまでたどり着いた時点で、お金が結構たまっていたので一度レドモントの町に帰還。バンデッドソードを購入してくる。
ついでに町の人に色々話を聞いてみたのだが、どうやら順路としては『石版入手』→『町に戻って町長のエドガーと会話』→『廃坑の最下層ににある彫像を探しに向かう』というものだったらしい。報告に来なくてごめんよエドガーさん。
さて、廃坑のボスは壁に埋め込まれた怪しげな結晶、イスターシバ。
最初は地面から巨大な触手(?)が伸びてきて、アドルをなぎ払ったり小さな鉱石モンスターを吐き出したりする。鉱石モンスターは単体だと攻撃力もほとんどなく弱いが、壁の結晶が撃ってくるビームを二条に増やして反射する能力を持つ。また、鉱石モンスターをいくら破壊しても結晶はダメージを受けない。
放っておくと際限なく増え、数が増えるとそれなりにうっとうしい。触手は風霊の腕輪の溜め撃ちで攻撃することにして、溜めている間に適度に鉱石モンスターを斬っておく。
まあ、うっとうしいだけで大して強い敵でもない。ギャルバに比べれば楽だなーと思いつつ、どんどんHPを削っていった。
HPが半減したところで、触手が溶けて緑色の粘液に変わり、地面にしみこんでいった。そして、壁を破壊して結晶が襲いかかってくる。こちらがイスターシバの本体だ。
触手が弱かった分、こちらは強い。殻に覆われているため頑丈で、一撃あたりで与えられるダメージは、触手と比べて四分の一ほどになっている。
攻撃面では、まず三種のエネルギー弾を撃ち分けてくる。
地面に落ちてしばらくしたら破裂する弾と、分裂する弾はそれほどかわすのが難しくない。
きついのは、扇状に撃ってくる弾。アドルを追尾して少しずつ角度を変えながら撃ってくるからだ。落ち着いてかわせばかわせるが、途中で壁際までたどり着いてしまうと逃げ場がなくなるのだ。
油断もあって、一度目はろくにダメージも与えられずに死んでしまった。
二度目三度目も、うまいこと攻撃を通せない。バンデッドソードではなく、防具を買ったほうがよかったかなーとちょっと後悔しはじめる。
ところで、イスターシバの攻撃パターンは三種のエネルギー弾のほかにもう一種類、殻の部分を展開して周囲に紫色のレーザーを降り注がせるというものがある。
全方向に撃ってくるので一見危険に見えたのだが……何度目かの挑戦で、この攻撃の時に露出する部分は防御力が低いことがわかった。また、展開した殻の外はレーザーが降り注いでいるが、内側まで行けば攻撃はなにもない。
この攻撃のときに飛び込んで、ジャンプ攻撃でダメージを与えろということらしい。
わかってしまえば、後は楽勝だった。
第三の彫像、暗黒の彫像を入手してアドルはレドモントの町に戻る。
町長のところに行くと、ピエール神父が戻ってきていた。ニコラス司祭は無事助けることに成功したらしい。
話をすると、町長はかつてこの地方を襲った魔王ガルバランと、魔王を倒した戦士ジェノスの話をしてくれた。また、戦士ジェノスと同じ名前を持つ島がフェルガナの沖にあり、何年か前に疫病で滅びたらしいという話もだ。
それから、魔王や彫像の事を調べているベルハルトという人物のところへ向かうようアドルに勧めてくる。エルダーム山脈に住んでいる、ドギが会いにいった人物だ。
次は山登りらしい。
町で色々話を聞きまわり、サブイベントをこなしたりしたところで今日はここまで。エルダーム山脈には明日行こう。
レベルは現在24。